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御朱印を受ける際のマナーとは?

御朱印鎮守の杜 御朱印巡り基礎知識
冊子 御朱印 鎮守の杜
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御朱印鎮守の杜

冊子 御朱印 鎮守の杜

先日、大阪のある神社を参拝していた際に、社務所で『御朱印 鎮守の杜』というパンフレットを頂戴した。
御朱印を受けたすべてに配布しているようなものではなく、「ご自由にお持ち帰りください」的な位置づけのようであるが、非常にわかりやすく書かれているパンフレットであるので取り上げてみたい。
この冊子は、「神道青年近畿地区連絡協議会」が発行したもので『鎮守の杜』という連絡紙のようなパンフレットである。発行番号は丸印で25と記載されているので第25号と言うことだと思う。
御朱印を頂戴する際のマナーの基本というのは意外と難しい。
なぜなら、「マナー」「常識」というものは、ある種の共通認識の一種であるから、「ところ変われば品変わる」で大幅に変わることはないにせよ、地域や神社の規模、その神社の宮司や神職の考え方などで若干変化するものだ。
「二拝(礼)二拍手一拝(礼)」のように、基本的な所作が決められていればそこに齟齬が生じる余地はないが、明確に決められていないが「常識」でしょ?という事項は結構ある。
そういう意味で、神社の連絡組織が公式に出しているドキュメントであれば、これに従って問題が起きることはおそらくないのではないだろうと期待される。
さて、この『御朱印 鎮守の杜』には御朱印についてこのように書かれている。

御朱印とは

元々は社寺に納経した際に、その証として授与されたのが始まりとされています。
今では参拝の証として。神様とのご縁をいただいた証として授与されるようになりました。
単なる参拝記念のスタンプではありません。記帳されるのは、謹んで拝するという意味の「奉拝」「神社名」または「参拝した日付」等が墨書されるのが一般的ですが、それぞれの社寺で違いがあります。
神様への感謝の気持ちを持ちお受けしましょう。
『御朱印 鎮守の杜』 神道青年近畿地区連絡協議会発行より抜粋

御朱印帳

御朱印をいただくのが「御朱印帳」と呼ばれる帳面です。
神社で授与しているものは、その神社のご祭神や祭礼、由緒などにちなんだ表紙が特徴です。また、文房具店や地域の名産を取り扱う店舗でも販売されています。
御朱印帳は神様とのご縁を記していただく大切なものです。
なるべく墨書に適した和紙を選び用意しましょう。
また名前や連絡先などを記入しておくと、万が一の間違いなどにもよいでしょう。
『御朱印 鎮守の杜』 神道青年近畿地区連絡協議会発行より抜粋
最近、この御朱印収集がすっかりブームになっているが、その一方であちらこちらで問題が発生しているというニュースをよく聞く。
御朱印をフリーマーケットアプリなどで売買したり、一部の寺社と参拝者が御朱印についてトラブルになったりと。
たまにtwitterなどで、巫女さん等神職の方々の嘆きがつぶやかれることもあり、大変嘆かわしいと思う。
せっかくなので、このパンフレットに記載されているマナーを守って、明るく楽しく、そして爽やかに神社をお参りしたいものだ。

御朱印を受けるとき

1.御朱印は神様とのご縁の証。まずはご本殿をお参りしましょう
2.ご祈祷や祭事、その他の理由で御朱印を受付できない場合もあります。また受付できる時間帯なども注意しましょう。
3.お書きするページを開いてお渡しください。
4.御朱印を受け取ったらその場で必ず確認しましょう。他の人のものと間違えることもあるからです。
5.御朱印のお初穂料はお賽銭と同じ神様へのお供えですので、なるべくおつりのいらないように小銭を用意して行きましょう。
※すべての神社で御朱印をお授けしているわけではありません。
『御朱印 鎮守の杜』 神道青年近畿地区連絡協議会発行より抜粋 項番・印などは引用者注記
他の記事に記載したことがありますが、私はそのほかに「写真撮影は本殿にお参りしてから行う。」ことも注意するようにしている。
(お恥ずかしい話だが、ある神社で写真撮影をお参り前にしたところ、それを見ていた宮司に非常に厳しく叱られたことがあった・・・。大人になってこんなに叱られることはあまりないのでなんとも恥ずかしい・・・。)
なお、このパンフレットには「こちらに御朱印をお願いします」と記載された御朱印用のしおりがついていて、はさみで切り取って使えるようになっている。(このパンフレット自体が平均的な御朱印帳のサイズと同じのようだ。)
いつも、自分が御朱印を記載して欲しい頁を開いて神職の方にお渡しはしているが、確かにしおりを挟んでおけばこんなに確実なことはないし、実際に御朱印を書く神職の方にとってもわかりやすいと思う。
もし、近畿地区の神社でこのパンフレットを見かけたら、皆様も手に取って見てはいかがであろうか?

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