基本情報
鎮座(所在地)
茨城県水戸市宮町2-5-13
社格等
旧社格:県社
神社本庁 別表神社
御祭神
贈正一位 徳川家康公
配祀 贈正二位 徳川頼房公
御神徳
家内安全、交通安全、商売繁盛、営業繁盛、縁結び、身体健全、病気平癒、合格祈願、厄難消除、工事安全祈願
縁起
水戸東照宮は元和七年(1621年)四月二十一日に水戸初代藩主徳川頼房公が、父徳川家康公の御霊をこの地に祀ったのがはじまりです。
社殿をはじめ境内に諸建造物が完成。当初は神仏習合で仏祭だったが、天保十四年(1843年)第九代藩主斉昭公が従来の仏祭を廃止、神道による祭祀にあらためられました。 当時この地名は霊松山といわれていましたが、元禄十二年(1699年)第二代藩主光圀公によって常葉山とあらためられました。
昭和十一年(1936年)には初代藩主頼房公が配祀されます。当時、社殿は国宝重要文化財に指定されていましたが、昭和二十年八月二日の太平洋戦争による空襲で焼失してしまいます。その後、昭和三十七年七月二日に社殿・境内整備が完了しました。
戦災復興五十年の節目の年に当たる平成二十三年に社務所造営をしましたが、同年三月十一日の東日本大震災により社殿・社務所・境内が被災を受け、復旧活動を続けています。平成三十年(2018年)四月に大鳥居を再建し、平成三十三年(2021年)の四百年祭には社殿・社務所・境内の復旧を終了する予定となっています。
水戸東照宮ウェブサイトより引用 https://gongensan-mito-toshogu.jp/gosaisin.html
交通情報
公共交通機関
JR水戸駅北口から徒歩5分程度
車
常磐自動車道水戸ICから約30分程度
駐車場は国道50号線沿いの「大鳥居の間を車で抜けて」宮下銀座商店街入口付近を右上の坂を上がり、水戸東照宮境内に30台程度のスペースがあります。
※わかりにくいですが、大鳥居の間を直接抜けることがポイントです。
参拝記
徳川御三家の一つ、水戸家の初代藩主徳川頼房(水戸光圀公の父)が父の徳川家康公を祀ったのがはじまり。
水戸駅からほど近い高台の常葉山に鎮座し、現在はそのお膝元が商店街になっているほど地元に根ざしている神社。
東照宮は各地にあるが、拝殿・本殿にはおなじみ「葵のご紋」が飾られ、日光の東照宮と同様に金色に飾られた大変立派な面持ち。

もともとの社殿は昭和20年の太平洋戦争の空襲で焼失し、それから17年後の昭和37年に社殿を再建。
また、東日本大震災で倒壊した大鳥居の再建は平成30年と最近やっと落ち着きを取り戻したと言える。
境内には大神輿や銅造りの灯籠など、水戸藩がその実質的な始祖である徳川家康を大切にしたことが分かるような様々な文化財がそこかしこに配されている。


中には、幕末の混乱期に水戸藩が作成した「大砲(カノン砲)」のイミテーションが展示されている。
御朱印は近代的な社務所にて。(御朱印の受付は非常にわかりやすく大きな字で表示されている。)
徳川御三家それぞれに、恐らく権威付けの意味合いを込めて地元に東照宮を祀っているが、水戸は倹約家の水戸らしく、地味でもしっかりとお祀りされているようである。
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